高い演技力で映画を中心に数々の人気作品に出演している俳優、ハ・ジョンウさん。
お父様はベテラン俳優のキム・ヨンゴンさんです。
ハ・ジョンウさんはなんと過去に違法に薬を投与した問題で話題になったことがあります。
何があったのでしょうか?
今回はハ・ジョンウが違法に薬を投与していた?在宅起訴で罰金は○○円!についてご紹介します。
ハ・ジョンウのプロフィール
芸名:ハ・ジョンウ
本名:キム・ソンフン
生年月日:1979年3月11日
血液型:A型
身長:184cm
体重:75kg
学歴:中央大学演劇映画科
特技:絵画
出演作品:「プラハの恋人」「チェイサー」「国家代表!?」など
ハ・ジョンウさんは俳優一家で、お父様はキム・ヨンゴンさん、弟さんも俳優のチャ・ヒョヌさんです。
ハ・ジョンウさんは2003年公開の映画「マドレーヌ」で俳優デビューしました。
2005年にドラマ「プラハの恋人」に出演し、世間に知られるようになります。
2008年には映画「チェイサー」で猟奇的な殺人犯を熱演。「怖すぎる」、「ゾッとした」などと演技力の高さが話題になりました。
翌2009年には日韓合作映画「ノーボーイズ、ノークライ」で妻夫木聡さんと共演し、日本でも広く知られるようになります。
「チェイサー」での恐ろしい犯人役とは一転し、温かみのある青年を演じています。
その後も映画「国家代表!?」、「哀しき獣」の主演を務め、百想芸術大賞最優秀演技賞を2年連続で受賞しており、俳優としての地位を確立していきました。
2022年にはNetflixドラマ「ナルコの神」に出演し大きな話題となりました。
その理由のひとつは、映画を中心に出演していたハ・ジョンウさんが久々にドラマ出演をしたこと。
もうひとつの理由は、後に説明するハ・ジョンウさんの“違法薬物騒動”後の復帰作となる作品だったことです。
ハ・ジョンウさんは「ナルコの神」出演以前に2年半の活動休止期間がありました。
ハ・ジョンウは韓国映画界を代表する人気俳優であり、ひとつの作品を完全にリードできるワントップ俳優、かつヒット請負人であったため、彼の“空席”は明らかに影響があった。
引用:スポーツソウル
「代わりとなる俳優がいなかった」と評されるほど唯一無二の存在であるハ・ジョンウさん。
「ナルコの神」ではハ・ジョンウさんの演技力の高さ、存在感の強さを改めて感じる作品となり、大いに注目を浴びました。
ハ・ジョンウが違法に投与した薬はなに?
ハ・ジョンウさんが活動休止をすることになった原因は違法薬物問題です。
違法に投与した薬とは何でしょうか。
それは「プロポフォール」という薬です。
プロポフォールは全身麻酔や鎮静に用いられる薬で、向精神薬としても使われています。
韓国では違法薬物とされています。
2020年、ハ・ジョンウさんは2019年1月~9月の間に整形外科でプロポフォールを10回以上にわたり違法に投与した疑いがかけられました。
さらに、投与の際に弟の俳優チャ・ヒョヌさんやマネージャーの名前を使っていた容疑もあり調査を受けていました。
つまり、「他の人がプロポフォールを投与したように見せかけた」ということです。
当初は「肌の治療の際に睡眠麻薬剤としてプロポフォールを用いた」と説明していました。
しかし「他人の名前で投与していた点に違法性が認められる」と検察が判断しました。
隠ぺいしようとしていた、と捉えられても仕方がありませんね。
プロポフォールは白い液体であることから「牛乳注射」とも呼ばれています。
中毒性が強く危険な薬であり、医療用として使用することのみ許可されています。
しかしながら実態として、韓国の芸能界でプロポフォールが蔓延しているのが事実です。
ハ・ジョンウさんの他にもプロポフォール投与により処罰されている芸能人が複数います。
プロポフォールが蔓延している理由は、多忙で睡眠もままならない芸能人が不眠に悩み、睡眠薬として依存しているため。
さらに、医師と患者(つまり芸能人)が金銭の授受を理由に不適切に処方しているから、とも考えられています。
あの有名なマイケル・ジャクソンさんは、プロポフォールの過剰投与による副作用で急性中毒を起こし死に至ったと言われています。
プロポフォールはそれほど危険な薬なのですが、医師の判断で投与できる薬なので「治療目的だった」と誤った判断がされてしまうようです。
在宅起訴で罰金は○○円!
ハ・ジョンウさんは違法薬物プロポフォールの投与により起訴されました。
裁判所は「略式で処理する事案ではない」と判断し、2021年8月に裁判が行われハ・ジョンウさんも出廷しました。
裁判の内容に対しハ・ジョンウさんが全面的に認めたため翌9月に罰金刑が確定し、裁判は終了しています。
罰金の金額はいくらだったのでしょうか?
法曹界によると、ハ氏側、検察側とも罰金3000万ウォン(約280万円)を言い渡した14日の一審判決の控訴期限(23日)までに控訴しなかった。
引用:YONHAP NEWS
つまり、裁判で言い渡された罰金3000万ウォンがそのまま確定した、ということです。
裁判所はハ・ジョンウさんの量刑に対し、
「被告人は知人の個人情報を提供し、医師と共謀して偽りの診療記録を作成するなど、各犯行の罪質が軽くない」
「大衆から愛される俳優として犯行を犯し、罪責が重い」
「被告人が犯行を認め、深く反省しており、犯罪前歴がない点を考慮した」
引用:もっと!コリア
と説明しました。
世間から愛され高く評価されている方の不祥事は、がっかりしてしまった人も多くいることでしょう。
常習性や依存性は大きくないと判断した一方で、弟やマネージャーの名前を使い虚偽記載をした点を重く見ていることが分かります。
ハ・ジョンウさんは裁判の中で
「深く反省している。軽率だった」
「同僚と家族に迷惑をかけて申し訳ない」
「良い影響力を与える俳優になる」
と震える声で訴えていました。
騒動後は2年半の活動休止期間を経て、ドラマ「ナルコの神」で復帰したハ・ジョンウさん。
活動休止後、久々に公の場に姿を現したのがこのドラマの製作発表でした。
「プロポフォールの騒動について直接謝罪したい」という意向がり、このように話しています。
「多くの方々を失望させ、心配をかけたことに対して心から謝罪する」
「とても痛くて大変だったが、自分自身を振り返ることができた貴重な時間だった。(2年の時間は)本当に何もしないで過ごした時間だった。単純に2年半という物理的な時間は短いかもしれないが、私には多くの部分を反省し、悟り、振り返る時間だった」
「ナルコの神」はNetflixグローバルTOP10の非英語部門で1位を獲得!
演技力の高い出演者ばかりですが、その中でもハ・ジョンウさんはひときわ存在感があります。
まとめ
今回はハ・ジョンウが違法に薬を投与していた?在宅起訴で罰金は○○円!について紹介しました。
プロポフォールという違法な薬の投与、弟やマネージャーの名前で虚偽記載といった過ちを犯していたことが分かりました。
罰金刑を科せられ、それ以外にも社会的信用の失墜、経済的損失は計り知れないものがあったことでしょう。
新たな気持ちで臨んだ復帰作では「やはりハ・ジョンウがいなくては」と思わせるほどの実力を見せていました。
今後も活躍に目が離せませんね!