2016年1月に損害賠償を求めた訴訟を起こし、2020年1月31日に東京地裁で判決が言い渡されました。
今回は賠償金額や裁判を起こす事になった理由をまとめていこうと思います。
日本ボクシングコミッション(JBC)は財政難という状況ですが支払いや今後の試合はどうなるのでしょうか。
亀田興毅と亀田ジムが訴訟を起こした理由
始まりは2013年12月に次男、亀田大毅の世界戦で起きたルール上のトラブルになります。
この問題は試合の管理を行なっていたJBCの責任でもありました。
しかしJBCは亀田ジムを資格停止とし、亀田三兄弟は国内で試合をする事が出来なくなりました。
亀田ジムはJBCから不当な処分を受け、ジム移籍を妨害されたとし主張していました。
そしてその間に得られた興行収入やファイトマネーの損失として訴訟に踏み切ったようです。
亀田興毅と亀田ジムが得た賠償金額
JBCに訴訟当時は総額6億6400万円の損害賠償を求めていました。
そして2020年1月31日に東京地裁は4550万円の支払いを命じました。
しかし裁判所は三兄弟が1試合づつ行う事が出来たとして、前年のファイトマネーを基準に賠償額を決めた慰謝料請求は退けました。
4年という長い年月が経ちましたがようやく終結しました。
JBCは賠償金を支払えるのか?
JBCは財政難
今JBCは財政難で問題視されています。
2018年12月時点の正味財産は約620万円とされています。
2010年は1億6000万円あったのですが正味財産が目減りした理由はなんなのでしょうか。
正味財産の目減りの理由
JBCは不当解雇をした職員達にも裁判を起こされていました。
その裁判にも負け続け和解金や訴訟費用で出費が重なったと言われています。
JBCは「判決を粛々と待っている状況」とした上で、こう強調した。
「破綻に至らないよう手を尽くします。試合を焦げ付かせないよう、しっかり管理していくのが我々の最低限の責務です」
引用:文集オンライン
まとめ
今回は亀田興毅と亀田ジムがJBCとの裁判に勝訴し、その賠償金額や裁判の理由についてまとめました。
4年とういう長い年月がかかり判決はでましたが、JBCの財政状況も気になります。
今回の判決で他のボクサーに影響が出てしまわないか心配ですね。